ブログ☆その人らしさ
アクセスをありがとうございます。
山本陽子です。
先日、オンラインで「食事介助」の法人研修を担いました。
先方様は、どうしても、【演習】がやりたいとのこと。
2ヵ月前に一度、感染予防の観点から、
中止になっていたのですが、ようやく実現しました。
・演習内容の明確化
(目的・何をやるのか・何を導きだすのか)
・演習に必要な物品準備
・相互理解と協力
こちらからも様子が見える座席配置にしてくださっていたので、
演習中に気付いたことをコメントできました。
最後に、質問を受け付けたところ、
一番後方に座っていた彼が最前列まで来てくれました。
「ターミナルケアにおける食事介助」について、です。
多職種でカンファレンスで検討したゆえの
その人にとっての安全を優先した介助方法と、
ご本人の習慣としての食べ方
(現状のADLでは安全を確保しづらい)の間で、
何がよいのか、正しいのか、
どうすればよかったか、今も心に残っていて、
私の意見を聞きたいとのことでした。
誤解を生じさせるかもしれませんが、と前置きをして、
多職種連携と介護職としての在り方を踏まえ、
認知症ケアに対する私自身の考えを率直に伝えました。
彼や彼の後方に見える受講生さんらは、
私の話に耳と心を懸命に傾けてくれていることがわかりました。
なかには、うなづいてくれている人もいました。
彼に「答えになっていますか」と尋ねたところ、
「前の職場の利用者さんのことです。気持ちがラクになりました」
やわらかい表情で静かに言ってくれました。
退席するときに、他の職員さんが、
「感動しました」と声をかけてくれました。
嘘偽りなく、きれいごとだけではない、
私が大切にしている「その人らしさ」に対する考えを
伝えてよかったと思いました。
とにもかくにも、先方様のご理解とご協力のおかげで、
オンラインで【演習】ができることを、ひしひしと感じました。
つながり方は無限大。
最近は、オンラインセミナーを含めて、
パソコンに向かう時間が長く、
春風に吹かれながら、気分転換しています。
川沿いの散歩コースには、鳥たちが集います。
いろんな楽しみ方がありますね。
これも【その人らしさ】ですね。
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