ブログ☆フィリピン渡航録⑦

こんにちは。
山本知志です。

今回はフィリピン渡航録⑦になります。

1時間程仮眠をとった。
疲れもあったが、ちゃんと起きれたのは
まだ気が張っていたからだろう。
それもそのはず。
フィリピンに来る前から
連絡を取り合っていた現地の人と
会う約束をしていたからだ。
見知らぬ現地の人と会うのはと思ったが
インスタを見ている限り、
別のミスコンを主催もしくはその関係者らしき人で、向こうもずっと会いたがっていたので、せっかくの機会だし、たまたま僕が泊まるホテル付近に行くらしく、会う約束をした。
約束の時間は午前8時、ホテルの前でとのこと。
だが、一向に現れない。
外国の人の8時集合は8時ではないと改めて気付かされた。
10分程経ち、インスタにDMが届く。
8時50分に到着しますと。
さすがに待てない。
罪悪感を感じながら、断ってしまった。
時間は守って欲しいよ。
帰国準備を終え、ホテルから空港へ向かう。
この街ともお別れかと思いながら、街並みを眺める。
あとはお土産をどうするか。
空港で買うのか、空港近くのマーケットに行くのか、何を買うのか、この時はまだこの後起こる出来事を想像もしてなかった。
そんなこんなで、空港に到着した。
一緒に空港に向かった人達と別れ、
ここからは1人だ。
無事に出国手続きが出来るのか、
ワクワクと不安が半々だった。
案内板を頼りに列に並ぶ。
チケットも、日本に入国するためのQRも準備した。
唯一の不安は、荷物の重量オーバーだ。
そして僕の番がやってきた。
意気揚々と窓口に向かい、パスポートとチケットを出す。
荷物は案の定、少しオーバー。
でも寛容な心で見逃してくれた。
圧倒的感謝。
だがここで大きなトラブル発生。
日本に入国するためのQRが足りない。
翻訳を用いりながら、何が足りないのか聞き出し、作成していく。
そして全て入力し、これで出国出来ると思った矢先、まさかの文字が。
認証まで後4時間。
ちょっと待ってくれ、フライトまであと1時間半切ってるぞ。
間に合わない。
最悪の事態が頭をよぎる。
この状況を窓口の人に伝える。
向こうもどう対応していいのか分からず、
ベテランのスタッフを呼びに行く。
頼む、何とかなってくれ。
そう願いながら、向こうのやりとりを見ている。
ベテランのスタッフの方が
Vaccinationと聞いてくる。
単語の意味が分からず、翻訳で調べる。
ワクチンだ。
僕はワクチン証明書を見せる。
お願い!!!と願ってると、
OKと返事がきた。
向こうの表情的に、今回は特別、しゃーなしな。と言われてる気がした。
最悪の事態から免れ、無事に出国出来ることになった。
本当によかった。
フライトまで1時間少々。
お土産を買わなきゃ。
近くのマーケットに行っている時間はない。
空港の売店にダッシュだ。
なんとかお土産を買え、安堵。
出国手続きを全て終えて、搭乗口付近へ。
まだフライトまで時間はある。
せっかくだし、免税店へ。
時計を買おうかな、財布を買おうかなと
心踊りながら、店を巡るが、
これ!といったものが見つからなかった。
そして、朝から何も食べてなかったから、
軽食を食べることに。
悩んだ挙句、
カリフォルニアロールをチョイスした。
食事も終え、搭乗口へ向かい、飛行機へ。
帰りも香港経由で関空だ。
香港で中華でも食べようかなと考えながら、
さすがに疲れが押し寄せ、眠ってしまった。
どれくらい経ったのだろう。
腕の痺れで目が覚める。
時計を見ると1時間程経っていた。
でもちょっと待ってくれ。
窓の外に目をやると、まだ離陸していない。
最後の最後で何という事態だ。
香港でのトランジットは1時間半弱。
え、間に合うのか。
行きの乗り継ぎを思い出しながら、 
また最悪のシュミレーションが始まる。
無事に出国手続きを終えれたと思ったら、
まさかのハプニングだ。
最悪の事態を想像しつつ、まぁ海外だしな、最後に海外ぽい体験出来て思い出増えたなとかポジティブ思考も働いていた。
山本家ぽくてこの考えは好きだ。
そんなこんなで、飛行機は約1時間20分遅れで飛び立った。
僕にはどうすることも出来ない。
まぁ何とかなるだろうと思いながら、
眠気も無かったので、映画を観ることに。
数ある映画の中からチョイスしたのは
クレヨンしんちゃんだ。
なぜこのチョイスになったのか自分でも分からないが、気楽に娯楽に触れたかったのだろう。
大人になった今でも、子供の時のように楽しめた。むしろ子供の時より面白く感じた。
恐るべし、クレヨンしんちゃん。
マニラ香港間は以外と近く、全部見終える前に着陸体制に入った。
無事に日本行きの飛行機に乗れたら、続きを見ようと誓った。
香港でのトランジットの猶予は約15分。
間に合わすしかない。
シートベルト着用サインが消えたと同時に立ち上がった。
だが、なかなか進まない。
入り口付近の席を取るべきだったと後悔。
焦る気持ちを抑えつつ、ようやく飛行機から降りれた。
小走りしようとした瞬間、
搭乗口付近にKANSAIと書かれたボードを持っている係員の人がいた。
遅延と事前に分かっていれば、さすがに向こうも準備はするかと、ホッとした。
関空へ向かう人達は集められ、
1つの塊となって、ノンストップで出国手続きを行う。
中華を食べれなかったショックはあったが、
無事に日本に帰れることに安心した。
飛行機に乗り込み、関空へと旅立った。
そしてすぐにさっきのクレヨンしんちゃんの続きを見始める。
まさおくんが愛おしかった。
見終わると、睡魔が襲ってきた。
ちゃんと寝落ちていた。
起きるとまさかの光景が。
1番の楽しみだった機内食の時間が終わろうとしているではないか。
CAさんに、寝てたので機内食をくださいと言おうと思ったが、まぁいっか。とすぐに割り切れた。
この切り替えの早さも自分の強みの1つだ。
そこから違うクレヨンしんちゃんの映画を見始めた。
まさかのチョイスに自分でも驚きだ。
2本目も面白さはピカイチだった。
見終わった頃、関空まであと少しのところだった。
大阪の表現が独特過ぎる。

着陸態勢に入った。
窓から見える景色を見て思う。
やっぱり日本の街並みは綺麗だ。
マリオたちが迎え入れてくれた。
ユニバにニンテンドーワールドが出来る前は誰が迎え入れてくれてたのかな。
それにしても外国人が多い。
9割外国人、1割日本人くらいの感覚だ。
これは香港関空の飛行機の乗客というより、関空に居る人の割合だ。
円安の影響は凄まじい。
入国手続きへ向かう。
万が一トラブルが起きても日本語が通じる。
それだけで気持ちの持ちようが違う。
日本を出国する時にも思ったが、
以前海外に行った時と比べて、
出入国の手続きが現代化している。
以前は中川家の礼ニがしているモノマネのような検問官とのやりとりがあったりと対人が多かった。
でも今はほぼ機械で済ませられる。
昔はパスポートにハンコを押してもらえて、それが溜まっていくのが好きだったが、今回はフィリピン出国の際に押してもらったハンコが1個しかない。
そこはちょっと寂しかった。
無事に入国審査を終え、日本に帰ってきた。
1週間しか離れてなかったが、
どこか懐かしく、俺は世界大会に出場してきたんだぞとちょっと誇らしく、 でもこの旅が終わってしまうのかと寂しくもあり、色んな感情が錯綜していた。
関空には母が来てくれることになっていた。
入国ゲートを出て感動の再会か、と思われたが、そうはならなかった。
母は電車を乗り過ごし、和歌山まで行っていたのだ。
普段はしっかりしているのに、このギャップが魅力的だ。
ただタイミングは良く、僕が入国審査を終え、WiFiを返した時に関空の駅に到着した。
そのまま僕も駅に向かい、改札で感動の再会を迎えた。
これも山本家ぽくて好きだし、あぁ日本に帰ってきたんだなと最初に思った出来事だ。
電車とタクシーを乗り継ぎ、地元に帰ってきた。
時刻は22時過ぎ。
機内食を食べれなかったこともあり、お腹はペコペコだ。
帰国後1食目は何を食べようか。
天下一品で即決だった。
本当はおばあちゃんのご飯が良かったけど、時間が時間だし、外食にした。
美味い。まさに天下一品だった。
食べ終え、家に向けて歩き出した。
1週間しか経ってないのに、懐かしい。
凱旋した気持ちだった。
マンションがクリスマス仕様に変わっていた。
ルミナリエに倣って、
母とはこの仕様をスミナリエと呼んでいる。
ようやく我が家に帰ってきた。
おばあちゃんと愛猫が迎えてくれた。
どこかほっとした。
愛猫はすぐに逃げていった。
いつも通りの我が家だ。
おばあちゃんと話し終え、
荷物を整理しながら、想い出に浸る。
シンプルに楽しかった。
久しぶりに自分の部屋で眠る。
何語かも分からない音楽もかかってないし、
部屋には1人だ。
ちょっとだけ寂しい。
無事に帰ってこれて良かった。
また想い出に浸りながら瞼を閉じた。

以上、フィリピン渡航録⑦でした。
フィリピン渡航録は次で最後。
総括と今後について書こうと思います。

それでは🐈‍⬛🐱