ブログ☆仮をつくる。

アクセスをありがとうございます。

お久しぶりです。山本陽子です。


研修やコンサルティングで、

日々奮闘するリーダーの方々に出会います。


あるリーダーが心配そうな顔で言います。

急を迫られる状況のなか、

リーダー会議のもと、業務改善案(新しいルール)が、

明確になったけれど、

うまくいかなかったときの不安が大きくて、

決定策として、職員に指示できない、

スタートを切れないとのこと。


うまくいかないと思う理由が、

改善策そのものに多いに見当たる場合は、

再アセスメントする必要がありますね。

しかし、リーダー自身の指揮に対する不安、

業務改善に対する職員の不満が、

自分にくるのではないかという不安、

また、あるリーダーには、

そもそも自分との関係が悪いので、

万全な改善策を投じても、内容をよく理解しないまま、

反対意見で水の泡になるであろう不安があるようです。

リーダーの方々のこういった不安はよくわかります。

集団の上に立つうえで、自然な気持ちだと思います。

「やれない」「やらない」不安は、

なんのためにやるのか、に向き合い、

やらないリスク、このままでいるリスクを、

今一度、リーダー間の共有で和らげましょう。


そこで、「仮」を作ってみてはどうでしょうか。

職員の職能や価値観によって、

改善策にすぐに馴染む人、今のままがラクであると考える人、

もしかしたら、どうでもいい人もいますよね。


この改善策(新しいルール)は、

11月10日から12月10日までの1ヵ月間として、

12月15日の全体会議で意見を出し合い、

最終決定とします。

のような、流れを汲みます。

もちろん、事故や危険が伴う事態が発生したときには、

即中止としますが、「新しい」は、

多かれ少なかれ、「やりづらさ」を感じるものなので、

職員ひとり一人の意見に振り回されないように、

共通の認識をもっておくのです。

職員は自分の意見を反映できる機会があるので、

主体的に取り組みやすくなります。

大切なのは、「仮」のままにしないことですよ。

ルールが浸透しない。

ルールが定例化しない。

ルールに対して過半数の不満がある。

のであれば、やっぱり、そのままにせず、

再アセスメントです。(ふぁいと)


リーダーもそうでない方も、

自分の職場。自分の働き方。

関心をもつことで見えることがあります。

これも「セルフケア」だと思っています。

お健やかに。ご安全に。

先日の長野駅近くのお蕎麦。